“知ってる風な人”の落とし穴 ーもっと知っている人は?自分はどうする?

ここのところ花粉が飛び始めたのか?肌が乾燥したり痒みがでたりしてきました。
まあ、毎年のことではありますが、やっぱりこれから5月くらいにかけては、23時代には布団にはいり、身体も肌も心もしっかり休ませねば乗り切れませんね!


今朝は電車が人身事故で2時間も遅れ、販売の現場につく頃にはグッタリしてました

2020年をむかえたばかりですが、毎年、確実に肌も免疫力も劣化する歳ごろ、気をつけて乗り切って行きましょう♪

原料のことをよく知ってる“知ってる風”な人の特徴

さて、化粧品販売の売り場でよくある事例でわたしの感じたことを今回は書いて行きたいと思います。

化粧品の原料のことをよく知っているお客さんに出会うことがあります
たとえば、


薬局で売っているオリーブ油は日焼けしても赤くならないのよ
化粧水も塗らないで良いなら、余分なもの使わなくていいから良い
色々調べてわかったから今は天然のものでも刺激になるってわかったのよ

こんな風に話す人は化粧品の原料に興味があり詳しい人
こんな人は、余計なものを塗るくらいなら何にも塗らないでワセリンだけ塗ればいいって、相談されたとき言うらしいです。


昔からあるのはこんなやつ

ワセリン?

ワセリン??

ワセリン!???

なんでなのーーーーーー??

なぜそこまで色々ご存じの方が石油系のものを使うんでしょうか?
皮膚科医の友達がそう言ってたから?
浸透しないから?
特に長期間使わなければ問題ないと思ってるから?

いっぱい??が増えていきます。

まあ、そうは言ってもその人の価値観や考え方が、誰かしらに影響してるのは確かなので、わたしとしては、じっくり相手(その人)の話に耳を傾けたりしてます。

何も塗らないほうが…(心の声)は発さない!

結論から言うと、その人の話をして聞いても納得できる根拠が薄い(気がする・・・)

肌の乾燥や肌荒れが進行すると、ポロポロと皮膚の表面が剥がれ落ちていき、それを2、3日ごとに繰り返すようになります。そんなときは皮膚の水分はどんどん蒸発してしまい皮膚表面のバリアもないので吹き出物ができたり、赤く炎症になったりします。

そんなときにワセリン?
だそうですよーーーーー(泣)

何にも塗らないほうが良かったんじゃないの??
そう言わなかった??(心の声)

確かに肌が痛い、かゆい、醜い、滲みる

でもさーー
“ワセリン” or “何にも塗らない”
の2択だったら、わたしなら何にも塗らないを選ぶよ!!

という心の声は、いっつも持ってます(笑)
でも心の声は発しないようにしてるの、理由があってですけど。

“知ってる風”な人の落とし穴

思うんですけど。どこそこのカリスマ美容家が言っていたこととか、皮膚科医(良心的なタイプの)が言っていたことに納得しているから、とか、そういう程度の理屈は世の中に溢れているし、最初はみんな何にも知らないんですよね。

だから“知ってる風”な人でも、知らないことが多いってこと

“知ってる風”な人 っていうのは落とし穴がある。それは、
「自分は(目の前の人間より)知ってる」と思っていること

どんなに周りより化粧品のことや食べ物に詳しいと思っていても、まだまだ知らないことがある
それなのに、“知ってる風”な人の、独特の上から目線(教えてあげるわね、みたいな)が、まだ知らない多くの情報を聞き逃しているってことです。

落とし穴なので、落ちてしまっているのかも知れない
そう考えてみると、皮膚の炎症やポロポロ落ちる皮めくれ(落屑といいます)を、どのようにケアしたらいいのか?またはしないほうがいいのか?

そういうことを考える他の人の意見に、耳をかさなくなっている(人が多い)
少なくとも、バラエティの化粧品売り場に10年いるわたしの経験は、その人は知らないし、耳には最初は入らないんでしょうね〜

そう、最初は です

接客のプロでありたいから

わたしは化粧品の分野が得意。でも化粧品原料の前に、接客のプロでありたいと思っています。

いっぱいある化粧品、その原料のことは大体わかってる

 

接客はコミュニケーションで人の心を掴むこと
コミュニケーションで、お互い(自分とお客さん)が良い気持ちになれること

ここが基本になるので、上記に書いた“知ってる風”な人が、どんなに鼻につく上から目線の女性だったとしても、わたしが入り込む隙間があれば、入っていくんです!

相手(知ってる風な人)の話を聞きながら、頭の中をフル稼働する
共感する、相手の情報量に感心する(そのときは)
自分の頭の中で、持っている情報や経験を話すタイミングをうかがう

そんな風にコミュニケーションをためしてこそ、時代に合わせて進化してこそ、プロの接客って思う

まあ、ワセリンなら塗らないでも良いかな!
ワセリン塗るくらいなら、手作りで軟膏作ったら?と思うし

自分の肌のことを、自分で何とか健康できれいにしよう、とせず売っているものだけに頼るのは間違いなので

友人Cだけじゃない、人は必要性を感じてから聞こうとする

先日、経営者の友人Cが、日々のお店づくりについてお客さんからのクレームやモンスターカスタマー(クレームばかり言うお客)について書いていました。
クレームが出やすい店
クレームが出にくい店

そんな話で、さすが経営者なのでお客さん選びは、お店の雰囲気と接客でだいぶ違うんだってことが分かりやすくて、なるほどって思いました。

わたしの場合、自分のお店ではない場所で、日々、販売する場所もかわるバラエティの化粧品売り場なので、“クレームが出ない接客”に心がけねばならない立場


自然に身につくスキルってやつ?

だからクレームやモンスターのようなお客というのは、常日頃いつでも身近にいるかもしれない。
そういう人を見分ける能力やスキルが身についているし、極力クレームをかわす(通り抜ける)接客にも努力が必要になる
ってことに気づき、知らないうちに身につける技術ってあるんだなあ・・・って感じました

だって友人Cの記事にあるような、クレーマーなんて日常だもの
今まで山ほど仕事の話をしてきた間がらだと思ってましたが、実際には、話していた当時は、わたしの接客の仕事の話に耳を傾けることは無かったかもですね。。

やっぱり経営者っていうのは“知ってる風”な部分があるのかも知れないですねえ・・

いや、違うかも。。経営者とか知ってる風とか関係ないのかも・・
必要性を感じないと、相手の話を聞こうとしないってのが人間なんですね!

ふう〜〜 終わりにしよう、このへんで。。
ってことで、まだまだわたしもプロの接客を、もっと進化した接客ができるように頑張らねば、です!

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