お料理好きは、大して美味しいものを作らない

先日、実家で姉や母や姉の子どもたちと食事していて姉が言ったこと

料理好き(自称)は、大して(料理が)上手くない

なるほど。そうかも知れない!!
というのも、手作りの料理やお菓子をもらうことってありますよね?
うん、確かにありがとうだし、そこそこ美味しいことも多いのだけれど。
頻繁に手作り料理を周囲の人にプレゼントする人は、割と普通の味かも知れないなって思ったんです。

食い意地が「美味しい」を突き詰める

コロナ禍の日々なので、外食を控えていてここ数ヶ月はあんまり出かけていなかったのだけれど。ランチならと思いちょっと美味しいの探検をしてみることにしました

帆立とキュウリのカッペリーニ(ジェノベーゼ)
大盛りにしちゃった!
池袋のGRIPさん

休みの日の使い方って皆さんどうしてますか?
ついこの前まで体力喪失で、休みの日は昼くらいまで寝ていたりして。。
ここ2年くらいは仕事と家庭のバランスとかに慣れず、いつも疲れてたからなあ・・・って。

前菜にでた玉ねぎと大葉のドレッシングが美味しかった!

やっぱり、玉ねぎやニンニク使うと美味しさがグッと出ている気がする!
旨みって、後味でわかる気がする。
味の余韻って感じ

例えばジェノベーゼは今までも食べてきたけど、油(オリーブ油)やチーズ、ニンニクが多すぎて後から胃もたれするものがほとんど。
あっさりし過ぎると旨味が減って美味しく感じないからなのかな?
(お料理でお金をもらっているのだから当然なのかも)

ちょっとまた食い意地がメラメラしてきて、新しい味の探検をしたくなった!
思うんだけど、食い意地はった人たちが「美味しい」を突き詰めるって!
それが美味しいお店がもっと美味しくなる、発展するってなってないかな?

作ってもらうだけで美味しい

家で食事を作っても誰にも感謝されないので、バイト先で賄いを作ってくれることが嬉しくて、誰かに作ってもらうだけで美味しい。

いつもほめてくれる優しいスタッフ
作った料理を掲示物(チラシ)作るから写真に写ってくれてる
あえてオベントつけて写ってくれる(本当は嫌なのに)
「こういうの食べたい!」というと色々、試行錯誤して試作して美味しい料理にしてくれる

美味しいって、味が新しい・斬新とか、旨味がすごいとか、そういうことだけではないんだな。
その料理を「美味しく食べてもらいたい」という作り手の気持ちも美味しさの一つだと思う。

わがまま言ってメニューになったバインミー(サンドイッチ)
まかないで作ってもらってる

例えばわたしも含め、世の中の女性たちは毎日お料理して洗濯して家族のお弁当まで作って、そんなことに追われている。
なんで誰も感謝なんてしてくれないのに!!
っていちいち思ってると心が折れるから、それが当たり前の毎日に慣れてしまっている。

家族の健康のことを思って料理して、家族が好きな料理を喜ぶと思って作っている。そんな風に手間暇かけて料理しているんです。

クタクタになって仕事から帰ってきた夫は夕飯を味わう余裕もない。
子どもは母親が作るものがこの先も当然、作ってもらえるものだと信じてる。

こう文字にすると切ない。。。

だから、誰かに料理してもらえることがすごく嬉しく感じるんですよねーー

料理上手ってどういうこと?

じゃあ、料理上手ってどういうことを言うんだろう??

料理好きな人がくれた料理は、なぜあんまり美味しくないのかしら?(たぶん心はこもってる)
正直、よく分かんない!!

でも、わたしの予想では2つくらいある

1、自ら新しい味の探検をしてない
(外食で新しい味を試したり、学ぼうとしてない)
2、込める心の方向性がちょっと違う

飲食店で働くようになって新しい発見がいくつもある。元々わたしは接客が好きで、人の性質をあれこれ見るのが習慣になってます。

それはスタッフに対しても同じ。どのスタッフがどういうものが得意なのか?何が苦手で、できないことをどうやってできるようになるか?
そんなことを考えるのも、人のことをあれこれ知りたいという趣味の範囲でもあります。

スタッフが自分視点で動くと他者のことが見えない

同じ材料で同じ調理器具・同じ環境で作っていても、美味しくできない人がいる。
その人の苦手部分とかそういうのもあるけど、どんなに練習しても他の人と同じようにできない人

それは・・・

「自分が1番、自分だったらこれが良い」という視点(思い込み)で働いているから

だから、どんなに練習しても、たとえ料理教室に通ったとしても料理がうまくならない。

その他、美味しい料理をあんまり食べたことない、とか感じ方は色々あるかも知れません。
ただ、アルバイトだろうが社員だろうが、働いているのは同じことなので、1番大事なのは自分視点ではなくお客さん視点で働くこと

お客さん視点と言っても、色々な人がこの世の中にいるから、同じ美味しい料理でも「美味しい」という人もいれば「美味しくない」という人もいる。
だとしたら、どこに合わせるのか?っていうのがすごく難しいところですね。

ただ、今回訪れたお店(ジェノベーゼ食べたところ)は、味はもちろん美味しいけどスタッフの女の子がすごく感じが良かった!気が利く感じでした。
お店も繁盛している感じで、そのスタッフの対応にお客さん(子ども連れでした)が「すごい、ありがとう!この店大好き!」と言われていました。

すごいなーー

もっと食べて、もっと人の性質を見てみたい

どんな料理より、お母さんや藍(わたし)の作る料理のが、大体は美味しい

わたしの姉は職業がら、会議や打ち合わせが多く、料理やお菓子をご馳走になることが多いみたい。
姉は実家で母親からご飯のおかずをもらって食べることも多い。

育ってきた食べてきた味の好みがぴったり一致するのかも知れないな

わたしの夫も「料理が美味しい」とわたしのことをいうけど。まあでも、バカ舌な人なんでこれはアテになりません(笑)

そうなると、世間の自称「料理好き」さんは、色んな人に手作り料理をお裾分けしますが、もしかしたら欲しくない人もいるかも!

ちなみに、わたしも母も、料理は作るより食べる方が好き。そしてわたしが知っている料理が上手な人(一般人)は、たいてい自分を「料理好き」とは思ってないっていう(笑)

自分の好みの味で食べたいから、自分で作る
っていうのはありますけどね!

人によって、こんなにも出来上がる料理の味や見た目が違うって面白い!!

もっと色んな人を見て、色んな料理を食べて、もっともっと面白いお店や楽しいお客さんやスタッフの人との出会いをしてみたいなって思います♪

最新情報をチェックしよう!