「食べることが仕事になった」のは、仕事じゃなくても楽しめるから

化粧品の原料と食べ物ってどっちが好きか?

というと迷うどころか、「食べることです!!」って言ってしまうわたし。。
むかーし昔、大学では畜産や有機農法の勉強をしていたりして、思えば19歳から22歳のあの頃です。
「動物に関わることを学びたい!」と獣医の学力がなくて畜産という家畜(牛・馬・鶏など)の分野に進学したものの、不出来な上に勉強をあんまりしなかった。


20歳のあの頃・・
いつも食べてます

何とか卒業できたのは周りの友人たちの協力が大きかったけど、勉強の内容は「食べるためのもの」だったし、食料や農業や動物の生理学は、何となく嫌いじゃなかったのだと思う。

まあ、すべて後付けでいま、思ったことなんですけど。。

「食べること」が仕事になった?

学生時代に学んだこととは畑違いに思えた販売・接客という今の仕事
意外に「食べること」と「肌を健康に美しく保つこと」というのが共通しているんですよね

それに気づいたとき(12年くらい前)は化粧品の害がうたわれるようにはなっていたけど「食べること」に通じる、食事を作るという日常と、化粧品もキッチンで作ると今よりも健康で美しい肌になれるという考えはありませんでした。
少なくとも世間一般的には知られていなかったので、わたしにとって、これは衝撃が大きかった

なので、12年前に今の化粧品(有限会社カドゥー)のカヤヌマ社長に、池袋の東急ハンズで声をかけてもらい、化粧品の原料と製造について知る機会がなかったら?と思うと人生変わっていたな、と思うわけです。

今の東急ハンズ池袋店の売り場はこんなに広いけど
12年前は、この棚の3分の1も無かった・・

今のわたしはフリーの身で、接客を中心に動いているのですが、「化粧品」というわたしの得意分野と「アトピー」という体験(経験)が、今のわたしを形作っていると思う。
そうでなければ、やりたいこともアヤフヤに、いつまで経ってもモヤモヤした気持ちを抱えていたかも知れません。

化粧品販売がわたしの基本スタイル
お客さんも食事や健康への関心が高い人が多いから、一緒に食事に行ったりするととっても楽しいし、売り場に来てくれたときもいつも食べ物のことで盛り上がります。

日々の生活の中の食事と肌の健康を意識していると、食べることへの関心は増すばかり。
SNS(FacebookやTwitter)は、雑だけど美味しく作るための自分の家庭料理の写真で彩られることに

そこからお誘いを受けて、友人のやっている自然食レストラン(自然野菜レストラン・駒込ナーリッシュ)で働くことになりました(バイトですが・・・)

つまり単に「食べること」にとどまらず、自然なもの(野菜や調味料なども)を生活の一部にする自分の趣味のような発信が、今までできなかった飲食店での接客という、新しい仕事を与えてくれました

楽しいことを仕事にする(できる)?32歳のNちゃんに言えること

だいぶ自由に働いているので、お客さんやバイト先のレストランのスタッフには、
「フリーの立場で色々できるってすごい良いですね」と言ってもらえます。確かに、すごい幸せですね〜


お料理を撮る練習をしたらだいぶ上手に撮れるようになりました
Instagramにあげてもらったら美しく見えるね!

今でこそわたしは、食べることが仕事に直結できる立場になりましたが、ただ「楽しい」だけなら、バイトだとしても健康・食べ物という分野での仕事も無かったかも知れない。
そう、楽しいだけじゃ本質的に足りないんです

 

楽しいことを仕事にする(できる)
というと32歳のあの子(Nちゃん)を思い出す。

Nちゃんは、31歳のときに勤めていた派遣会社を辞めてフリーの立場になりました。
イベントを仲介したり、占い(星読み)を学んだり、外国の人を招いてパーティーしたり
ちょっと負けず嫌いなNちゃん、習いごとは自分のために自分のメリットのあることをしたい。
好きなこと(興味あること)がコロコロ変わって移気なNちゃんは、今まで習ったダンスや占いを使ってイベントを企画して、それだけで生きていきたい

そういう子でした

美味しい有名なレストランに行ったり、「視察」という名の海外旅行で雑貨を買ってみたり
そういう投稿にあふれるNちゃんのSNSですが、その内容はどこか違和感があり、自分にとって都合の良い事実や人たちのみをピックアップしていて耳心地のよい出来事が並んでいます

客観的にみると、イベントや占いだけで彼女の生活を維持できるはずがないことは明白であり、パトロンがいないと高級なお寿司も「視察」という名の海外旅行もいけるはずがないこと

冷静に客観的にみると、そういう生活をおくっている彼女は当時「結婚したい、彼が欲しい」という明確な意思表示を周囲の多数の人にしていなかった理由が今になってわかる気がします。
はじめは「末長く付き合える彼氏が欲しい」と、わたしには言っていたのに・・・

Nちゃんに足りなかったのは何だったんだろう?

Nちゃんが楽しいことだけやってモノにならなかった理由

今の時代、今どきのユーチューバーのように”ドカンと1発稼ぎだす“という考えが若者に浸透しているようで、若者のなりたい職業No. 1は”ユーチューバー“なんだとか・・・

わたしは、この「ドカンと1発稼ぎだすのを、何度も続けてみる」というのがNちゃんの基本スタイルに似ている気がします。楽しいことだけを発信するユーチューバーって感じですかね

でも今の時代だからこそ、楽しいことだけでできる仕事とは違うと思う

正確にいうと違うのではなく、YouTubeという手段を使うかどうか?というだけで。
YouTubeを使おうが、ブログだろうがInstagramだろうが、自分が仕事としてやっていることの本質は普段と変わらないんです。

例えばわたしなら、お店で販売の仕事をしていたりお客さんのことを考えながらお手紙を書いてみたり、ということをYouTubeというツールを使って発信するのと同じなんです。

それを「自分のこと」として広め・伝え・続けることができるかどうか?
自分が働く中で興味のある1つ1つのことが、自分の得意分野を生み出して、その得意分野が幅を広げ、自分の好きなこと(わたしだったら健康なこと・美味しく食べること)と組み合わさり、仕事になったという流れなのだと思う。

おもしろい企画を立てて、それがたまたまYouTubeでヒットして稼げた
ということと、本質的に違うんだと思うんです。

Nちゃんの決定的に足りなかったのは、「誰かのために続けること」だと思う
楽しいことを仕事と呼べるまでに、同じことを何年も続けて誰かのために発信(伝える)ことを続けなければモノになりません。
まあそうは言っても、パトロンの支援があり幸せならば、それでもNちゃんが良ければいいと思うのですけれどね。

仕事じゃなくても楽しめる

とは言っても・・・わたしだって、楽しいこと・趣味が仕事につながっているのは間違いない
楽しいからこそできること。

時給にすると200円くらいにしかならない仕事も多々ありますけど(笑)

お絵描きしてるとあっという間に過ぎてゆく時間
これも誰にやれと言われたわけではないけど・・・一応仕事でやってる

だってさーー。。
お客さんに健康な肌になってもらいたい
美味しいものを食べて良い気分になってもらいたい
「美味しそう!食べたい!」って思ってもらいたい
そういう仕事がしたいし、それが接客の原点だと思うので。その気持ちをどうやって形にするのか?を考えるんです。それもこれも、お客さんあってのことだし「楽しい」があってこそできることなんだと思う

楽しいことと言えば、女性にとって色を作ることってすごくテンションが上がるみたい
コスメレシピ教室(手作りコスメ教室)では、受講している人の1番笑顔になるのが口紅作りです

こんな感じでネリネリしながら色を混ぜて作っていく


沈着しない色素でいかに好みの色を作れるか?

こういうことを楽しむのって「とりあえずイベントの人集め」とか「1発ドカンと当てる」っていう考えではできないの、間違いない(笑)
たとえ仕事じゃなくても楽しめるって自覚があるんで、わたし。

仕事じゃなくても楽しめる
楽しいことを仕事にする真実かもしれない。できることから実行していって誰かの役に立つっていうことも同じ。

化粧品を得意分野に、健康と美味しく食べることを楽しみ、接客が好きで仕事している

誰かのために、少なくともわたしのお客さんを思って働くことができるっていうだけで、パトロンがお金出してくれることはないけど、とっても幸せだなって思う

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